広報キッズ 第38回 あわら市の林業
「市役所ってどんなところ?」「どんな仕事をしているんだろう?」疑問に思ったことはないかな?「市役所探検!広報キッズ」では、市役所の仕組みや仕事の内容を小学生のみんなにも分かるように説明するよ。
第38回あわら市の林業
「あわら市の農業」の回でも説明したように、市の地勢は、北部は丘陵地、南部は平坦地、東部は森林地域と大きく3つに分かれているんだ。このうち東部の森林地域は、あわら市の面積の約4割を占めているんだって。広いよね。
森と人間は、ずっと昔から助け合ってきたんだ。特に日本人は、木を家の材料や燃料などに使っていたからなおさらだよね。でもね、あんまり木を切りすぎると山がはげ山になっちゃうから、木を植える取り組みも続けてきたんだって。ただ、木は大きくなるまでに何十年もかかるでしょ。野菜や米を育てるのとは別の意味で世話が大変なんだ。下の草を刈ったり、余分な枝を落としたり、病気にならないようにしたり、間伐といって太陽の光がしっかり届くように混み合っている木を間引きしたり、することが一杯あるんだって。こうして木を植えて森をつくった一番古い記録は、600年ぐらい前の室町時代のものが残っているよ。
あわら市では、坂井森林組合などが中心になって森の管理を行っているけれど、仕事が大変なことや、安い外国産の木が入ってきたことなどで、働く人がだんだん減ってきているんだって。でもね、林業用の新しい機械も開発されているし、木質バイオマスといって、木材を地球にやさしい自然エネルギーの材料にして、電気や熱をつくる取り組みも進められているんだ。
地球温暖化を防止したり、水を蓄えたり、森はほかにもいろんなところで役に立っているよ。これからも大事に育てていかなくちゃね。
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