広報キッズ 第37回 あわら市の漁業
「市役所ってどんなところ?」「どんな仕事をしているんだろう?」疑問に思ったことはないかな?「市役所探検!広報キッズ」では、市役所の仕組みや仕事の内容を小学生のみんなにも分かるように説明するよ。
第37回あわら市の漁業
あわら市の漁業といえば、北潟湖の寒ブナ漁や波松海岸の小女子網漁が有名だよね。それぞれ冬と春の風物詩にもなっているけれど、北潟湖や波松海岸の沿岸では、昔から漁業が行われてきたんだ。
北潟湖は汽水湖といって、水面に近いところは淡水で、底に近いところは海水に分かれる二層構造になっているんだ。だから、川の魚も海の魚もすむことができるんだって。でもね、江戸時代のころは海水だけで、カキの養殖が盛んに行われていたんだ。養殖場が300カ所もあったって記録されているよ。
でもね、江戸時代の中ごろから湖岸に田んぼが開墾され、海水が入るのを抑える工事が行われるようになると、だんだん淡水化が進み、カキも養殖できなくなって今のような北潟湖になったんだって。だから、寒ブナ漁が行われるようになったのも明治に入ってからなんだ。
沿岸漁業も、舟で網を引いたり、浜からみんなで網を引いたりして漁を行ったという江戸時代の記録があるよ。また、浜坂や波松には、男の海士さんもいたんだって。びっくりだね。
現在の漁業の漁獲高はそう多くはないけれど、一方で、観光地引き網のように観光面での活用も注目されているんだ。
漁業もあわら市の大事な産業の一つ。しっかり守っていきたいね。
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