広報キッズ 第12回 国際友好都市
「市役所ってどんなところ?」「どんな仕事をしているんだろう?」疑問に思ったことはないかな?「市役所探検!広報キッズ」では、市役所の仕組みや仕事の内容を小学生のみんなにも分かるように説明するよ。
第12回 国際友好都市
あわら市の国際友好都市が中国の紹興市だってことは知っているよね。人口約550万人(中心部の人口は64万人)、面積8255平方キロで、上海から南西約200キロにあるんだ。人口があわら市の180倍、面積が70倍だからスケールが違うよね。
だけど、そんな大きな紹興市とあわら市がなぜ国際友好都市になったんだろう。それは、紹興市出身の有名な小説家で思想家でもある魯迅とあわら市下番出身の藤野厳九郎との師弟関係が縁になっているんだ。
今から110年ほど前、まだ若い魯迅が、医者を目指して宮城県の仙台医学専門学校に留学していたときに、担当教官として親切に指導したのが藤野厳九郎だったんだって。当時は誰もそのことを知らなかったけれど、中国に帰って小説家になった魯迅が、「藤野先生」って作品を書いてからみんなが知るようになったんだ。中国では中学校の教科書に採用されたこともあるんだって。
友好都市関係は今から31年前の昭和58年に結ばれ、これまで中学生をはじめ、たくさんの市民がお互いのまちを訪問し合って、友好を深めてきたよ。
今はあまりいいとはいえない日中関係だけど、こうした交流を続けていけば国どうしの関係もきっとよくなるはずだよね。
中国以外では、正式な友好関係は結んでいないけれど、アメリカのユージン市とも中学生を中心に定期的に交流しているよ。みんなも参加してね。
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