本文へジャンプ

あわらでハタラコ。vol.33(山口さん)

最終更新日 2015年8月14日| ページID 006816 印刷する

市内で働いている皆さんに、自分の職場を紹介していただくコーナー「あわらでハタラコ。」

あわらに住み、あわらで働くことに魅力を感じている皆さんに、県外に出てみて(県外から来て) 気付いたあわらの温かさや、住み続けているから感じるあわらの居心地の良さなどを教えていただきます。また、一生懸命働く日々の中で皆さんが感じていることなどをお伝えし、「働くこと」や「仕事」とはどういうことかを一緒に考えていきたいと思います。普段はあまり考えることもないかもしれませんが、この機会に少しだけ自身を振り返ってみるのも良いかもしれませんね。

山口 高澄 さん (株式会社グランディア芳泉 営業部 部長)

ハタラコ。第33回目は、株式会社グランディア芳泉の山口さん(27)をご紹介します。AKB(AWARA KANKO BOYS)のメンバーとして、えちぜん鉄道あわら湯のまち駅のホームにある看板で山口さんを見かけた人もいるのではないでしょうか。3年前、地元に貢献したいと戻ってきた山口さんに、旅館の仕事やあわらの魅力についてお話しいただきました。

山口さん
山口さん 1階ラウンジにて

旅館で働く人々

旅館で働く人というと、フロントや客室のサービス・スタッフを思い浮かべる人が多いかもしれません。他にも、旅の醍醐味である料理を作る料理人、客室の販売を担当する宿泊予約担当、お客さまのニーズを捉えたさまざまな商品(宿泊プランなど)を作る企画担当、そして、私も担当している、旅館や地域の魅力を伝えて宴会や宿泊の受注に繋げるセールスを行う営業担当がいます。

営業の仕事

グランディア芳泉には営業担当が10人いますが、その中で県内外の法人・企業や県外の旅行会社へのセールスを担当しています。県外の方は、最近は中京方面、愛知・三重・岐阜などに出かけることが多いですね。ノルマもありますが月に100件以上訪問しています。訪問先は新規2割、定期5割といったところでしょうか。初回は名刺を置いてくることから始め、何度も通うことで繋がっていくのが営業という仕事です。常に笑顔が大切です。

観光業の先進地・北海道でのインターンシップ

地元高校を卒業後、東京の大学へ進学して経済学部で経営組織論を学びました。
在学中、北海道・阿寒湖にある鶴雅旅館(鶴雅グループ)で1月半、インターンシップを行いました。北海道は観光産業の先進地です。観光学科を備えた大学や専門学校もあり、カリキュラムも地元企業と連携して実地経験を積む内容になっていて、おもてなしを学ぶ仕組みが整っています。人口密度が高くない北海道では従業員の確保は重要課題で、従業員が働きやすいように、職場環境に配慮し、従業員を大事にする姿勢に感銘を受けました。

あわらを外から見て

どこにいても地元に貢献できる仕事がしたいと思い、大学卒業後は中部地方を担当する旅行会社に就職しました。コンサルタント会社の内定ももらっていましたが、エリアごとに分社してより地域に根付いた事業に取り組もうとする旅行会社の姿勢に引かれました。少し離れたところから家族が経営する旅館やあわら温泉を見てみようという思いもあり、金沢支店を希望しました。北陸一の観光都市、北陸新幹線の開業に向けて沸き立つ金沢で、観光資源の掘り起こしや県外への発信方法について学ぶことができました。

地元に戻る

簡単には決断できませんでしたが、3年前、戻るなら今だと思い決めました。2年前にグランディア芳泉が創業50周年の節目を迎えたこともあり。今年の北陸新幹線の金沢開業、あわら温泉開湯130周年祭。数年後に福井国体(2018年)・東京オリンピック(2020年)・北陸新幹線の県内延伸を迎える中で、あわらも旅館も大きな変化を求められている今だからこそ、地元に戻って貢献したいと思いました。

あわらで働きはじめて

前職も営業で法人セールスを担当していたので、今の仕事に生かせることは多かったと思います。前職との一番の違いは、100室を超える客室を抱えていて、空室にならないように営業しないといけないところです。家族が経営する旅館で働き始めたこともあり、周りから期待されていると感じて、自分の発言や行動の重みを意識するようになりました。その一方で、お客さまや仕事仲間、地元の人たちとより深いつきあいができるようになったと思います。

あわらで働く魅力

あわらで働くようになって喜びや幸せを肌で感じるようになりました。地元でがんばっている人たちと一緒になにかをしていると感じられるのも良いですね。

あわらの魅力

市民と連携した観光産業やまちづくりが魅力です。年々、みんなでひとつに向かっていると実感しています。関わっているみんなが事業主のようです。目に見えるところでは、屋台村や芦湯が出来て変わりましたが、あわらの魅力はそれだけではありません。

県外から見て気づいた地元の良さ

抜群に食べ物が美味しいです。旅館のレベルも高く、それぞれに個性があります。「あわら温泉」としてどの旅館を出しても恥ずかしくない。

職場の好きなところ

お客さまの喜ぶ顔や幸せが直接見られるところが好きです。また、従業員のトップレベルの仕事がお客さまの喜びや幸せにつながり、それがまた、従業員の喜びや幸せにつながっているところも好きです。

仕事で大変なこと、うれしいこと

海外のお客さまも増えて、国際的なおもてなしを学ぶことが急務となっています。月に1度、ワイン、日本酒、英語など、 いろんな講座を設けて学んでいます。海外のお客さまはワインを注文されることが多いので、酒屋さんを講師に招いて勉強し、好まれる種類のワインを用意したり。海外からお客さまが来るというときは好きな飲み物や食べ物に配慮するなど、サービスと気づかれないところのサービスを充実させるのは大変ですが、やりがいがあります。勉強したことを生かしてお客さまの笑顔につながるとうれしいですね。

仕事をするときに心掛けていること

楽しそうに笑顔でいること。今期は年間10万8千人がグランディア芳泉を訪れてくださいました。全員にお会いできるわけではありませんが、笑顔で接したいですね。口コミの影響力は大きいので、ご宿泊いただいた後も気に掛かるところですが、お客さまの声から学ぶことはたくさんあります。

山口さんにとって「働く」とは

自分も人も幸せになること。

山口さんのこれから

社員、お客さま、地元の人たち。グランディア芳泉に関わった皆さんに幸せを感じて欲しいです。
特に社員には、仕事はつらいかもしれないけれど、グランディア芳泉で働いてよかったと思ってもらえる職場にしたいです。これからのビッグチャンスを見据えると、ますます人材が必要になるので、とても大事なことです。

これから就職する人へ

仕事は責任と結果を問われるもの。初めて就職したときは、会社からお金をもらう重みを実感しました。
旅館業は、お客さまに対してプロとしてのサービスを提供することで、お客さまの笑顔と幸せを一番身近で感じられる場所です。人の幸せを自分の幸せと感じられる人に向いています。

勤務先情報

グランディア芳泉
グランディア芳泉。露天風呂付客室からリーズナブルなお部屋まで全113室。

株式会社 グランディア芳泉

住所 〒910-4193 福井県あわら市舟津第43号26番地
電話番号 0776-77-2555
ホームページ http://www.g-housen.co.jp/index.php
採用情報 http://g-housen.co.jp/recruit/

昭和38年創業の温泉旅館です。お客さまとの感動共有を大切にし、「行ってみたい旅館」から「また行きたい旅館」を目指してお客さまをお迎えしています。

採用情報

旅館はお客さまの喜びや幸せを直接見られる場所です。感動する喜びを、自らの成長につなげていける人を募集しています。

  • 「ふくい合同就職面接会」に参加しました。
    平成27年8月8日(土曜日)午後1時~ 福井県産業会館1・2号館
  • 新卒採用一次選考会を開催します。
    平成27年8月16日(日曜日)午前10時~

くわしくは「株式会社グランディア芳泉」のホームページ(採用情報)をご覧ください。

関連リンク

場所情報

Google Maps サイトに移動して表示する(新しいウインドウが開きます)

アンケート

ウェブサイトの品質向上のため、このページのご感想をお聞かせください。

 

お問い合わせ先

商工労働課 商工労働グループ

電話番号:0776-73-8030 ファックス:0776-73-1350
メール:syouko@city.awara.lg.jp