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あわらでハタラコ。vol.25(高木さん)

最終更新日 2014年12月17日| ページID 006286 印刷する

市内に勤務する若者にリレー形式で話を聞くコーナー「ハタラコ。」

あわらに住み、地元で働くことに魅力を感じている皆さんに、県外に出てみて気付いた地元の温かさや、住み続けているから感じるあわらの居心地の良さなどを教えていただきます。また、一生懸命働く日々の中で皆さんが感じていることなどをお伝えし、「働くこと」や「仕事」とはどういうことか一緒に考えていきたいと思います。普段あまり考えることもないかもしれませんが、この機会に少しだけ自身を振り返ってみませんか。

高木 章光 さん(後藤建設株式会社 大工)

ハタラコ。第25回目は、後藤建設株式会社の大工、高木さん(34)をご紹介します。18歳で大工という職人の世界に入って今年で16年目、親方から独り立ちして9年目になる高木さんに、地元で働く魅力や大工の仕事の魅力について、お話しいただきました。

高木さん     仕事風景

大工の仕事に出会う

大工になる前にいろいろな仕事に就きましたが、仕事を始めてみて、なんとなく面白いと感じたのが大工の仕事でした。ものを作る楽しさと、自分の仕事が形になって残り、お客さまに感謝されることにやりがいを感じました。

大工になる

働き始めたころは、きついなと思いました。体力的にもですが、職人の世界なので親方の言葉遣いも荒かったりしたので。親方について仕事を覚えて、25歳の頃に独り立ちしました。独り立ちしてわかったことは、自分でやってみないとわからないということです。親方と一緒のときは、親方に言われたことをやっていました。独り立ちしてからは、自分で考えていかないといけません。自分でできるようになったなと思えるようになったのは最近ですね。

大工道具

代表的な道具としては、カンナ、ノミ、ノコギリ、かなづち、丸ノコ、墨壺、さしがねでしょうか。最初は親方の道具を借りていましたが、お給料と相談しながら少しずつ揃えていきました。

地元で働く魅力

地元での現場が多く、お客さまから「どこの子や。金津の子か」と聞かれることもあります。地元出身とわかるとお客さまとの距離が近くなるので、地元で得したなと思います。あわらの人は親しみやすいです。現場に出ると日中なのでお年寄りが家にいることが多くて、あれこれと気にかけていただいています。

地元の魅力

近所づきあいが残っていて良いなと思います。隣同士が知らない者ではなくて、つながりがあるところが好きですね。大工の仕事を始めてから、地区では、金津まつりの本陣飾り物の土台作りは私の担当になりました。

あわらでおすすめの場所

おすすめの場所は、ラーメン「よこやま」(ハタラコ。vol.24で紹介)。同級生でがんばっている人を見ると、自分もがんばろうと思います。応援したい。

職場の好きなところ

フレンドリーなところが好きです。大工をしてみようと思い立ったとき、家から近かった現在の職場に行きました。いきなりのことだったにもかかわらず、じゃあ、明日からということになりました。あたたかで懐の大きな職場です。

大工の仕事の魅力

とにかく、ものを作るのが楽しい。頭の中で思い描いた完成図のとおりに出来上がるとうれしいですね。

大工の大変なところ

多少、危険が伴うことです。刃物も扱うし、高いところでの作業もあります。新人の頃は高所の現場に怖じ気づいて足が震えました。登れないと泣き言を言ったら、親方にどやされましたね。今は慣れもあると思いますが、怖いということよりも「仕事だからやらなあかん」と思ってやっています。

仕事をするときに心掛けていること

一番は一生懸命すること。これは絶対です。もうひとつは、気配り。お客さまに不快な思いをさせないように、いろいろと気を付けています。特にリフォームの場合は、お客さまが同じ空間にいることも多いので、お互いに気を遣うことも多くなります。現場をきれいにするなど、「自分だったらこんな職人に家に来てもらえると嬉しい」と思うことを考えて現場に出ています。お客さまには、またあの職人さんに頼もうと思われたいですね。

大工になって自分自身で変わったと思うところ

昔は人に対してあまり興味を持っていなかったと思います。大工として働き始めてから、人の考えていることを考えるようになりました。昔よりも気も遣えるようになって、成長したのではないかと思います。

高木さんにとって「働く」とは

生活するためにお金を稼ぐという意味の他に。働くこと、仕事は趣味の延長だと思っているので、自分の好きなことを仕事にして、どうやったら気持ちよく仕事ができるかを考えています。

高木さんのこれから

仕事だけではなく、いろんなことにチャレンジしたい。自分でやってみて初めてわかったことが、この年齢になってもたくさん出てきました。大変なことや、みんなが考えていることもわかるようになりたい。人の気持ちを考えるようになりたい。人の良いところを見られるようになりたい。人の悪いところも言ってあげて、良いところを伸ばすように。そうしていくうちに、自分も一緒に成長できると思います。

これから就職する人に向けて

どんな仕事をしても面白いと思うまでやってみてください。続けていると、なにか面白いと思うことがあるかもしれません。仕事を任されてみないとわからないこともあるし、1~2年ではわからないこともあります。本当に楽しいと思えることを探していくと、よりいっそう仕事が楽しくなります。3年ぐらいは見習いです。やってみないかと言われたらチャレンジしてください。成功すれば達成感が生まれてやる気が出るし、失敗しても糧になります。楽しいところを探していってください。

勤務先情報

後藤建設株式会社 

後藤建設株式会社
住所 〒919-0628 福井県あわら市大溝三丁目5番10号
電話番号 0776-73-1152
FAX 0776-73-1170
営業時間 午前8時~午後6時
定休日 日曜日、祝祭日

地元のお客さまに愛される、顔の見える工務店を目指しています。ちょっとしたリフォームから新築や増改築まで、気軽にご相談、お問い合わせください。
家族のみなさまが幸せになるための家づくりを応援します。

場所情報

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電話番号:0776-73-8030 ファックス:0776-73-1350
メール:syouko@city.awara.lg.jp