クロバネキノコバエの発生について
市内のいくつかの地域において「クロバネキノコバエ」という極小の虫の大量発生がこれまでに確認されていますが、針などはなく人体に直接危害を与えることはありません。時期によって大量発生することがありますが、未だ生態に関して不明な点が多い昆虫です。
クロバネキノコバエ(方眼1マス=1mm)
大量発生するクロバネキノコバエ
特徴
- 体長1~2mmで、網戸の目もすり抜けられる
- 色は黒色や黒褐色
- 梅雨時期の6~7月と9月が発生のピーク
- 気温30度、湿度70%が最も発生しやすい
- 明るいところ・白いところに集まる
- 幼虫は腐食した木やキノコなどの菌類をエサとしていると言われている
- 具体的な発生源は特定されていないが、動物のふんや肥料、腐葉土もエサにし、そこから発生すると考えられている
予防・対策
環境的要因で発生しているため、具体的な防除方法は残念ながらありませんが、以下の対策方法が考えられます。
- 腐葉土や朽木、有機肥料など、発生源となりそうな環境をつくらない
- 発生しやすい時間帯(朝方~午前11時ごろと言われています)は窓を閉め、サッシ等の隙間に目張りする
- 換気扇やエアコンが稼働していると室内の圧力が外よりも低くなり、ハエが室内に吸引されやすくなるため、大量発生するときは停止する
- 扇風機等の風圧で家の中に侵入できないようにする(クロバネキノコバエの飛翔能力が弱いため)
- 習性を利用して罠を設置する(光を使って誘引し、その近くに粘着テープやハエ取り紙を設置するなど)
- 網戸や窓枠等に殺虫剤を塗布する
薬剤の散布による駆除で期待できる効果は低く一時的なものであり、環境に良くないためできる限り避けてください。
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