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私たちの活動を知ってください 「北潟湖周辺のため池で特定外来生物のウシガエルを駆除」

最終更新日 2025年10月15日| ページID 014973 印刷する

北潟湖自然再生協議会では、北潟湖や周辺の自然環境の保全・再生に取り組んでいます。その活動内容を不定期でお知らせします。

今回は、希少な水生昆虫を守るため、ため池で実施している特定外来生物「ウシガエル」の駆除についてご紹介します 。

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北潟湖自然再生協議会では、北潟湖周辺のため池に生息しているトンボやゲンゴロウなど絶滅のおそれのある希少な水生昆虫を守るために、それらの生息するため池で特定外来生物のウシガエルの駆除を行っています。

かご罠による駆除
(かご罠によるウシガエルの駆除)

特定外来生物とは

外来生物であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、または及ぼすおそれがあるものの中から、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(通称:外来生物法)に基づき国が政令で指定します。 特定外来生物は、生きているものに限られ、個体だけではなく、卵、種子、器官なども含まれます。また、飼育・栽培・保管・運搬、輸入、販売・譲渡、野外に放つことなどが原則として禁止されます。 

ウシガエルとは

ため池、湖沼、河川などに生息し、体長は18cm程度に成長します。暗褐色~緑色で、黒や緑や灰色の模様があり、「ブモォーブモォー」と牛のような声で鳴くのが特徴です。原産地はアメリカ東部・中部およびカナダ南東部で、日本には1918 年に食用として導入され各地で養殖されていましたが、それらが逃げ出して野生化し繁殖しています。

ウシガエル成体
(ウシガエルの成体)

ウシガエルによる被害

繁殖力が強く、非常によく増え様々な小動物を捕食するため、河川や湖沼など水辺の生態系に大きな影響を及ぼします。特に、在来の希少な水生昆虫の捕食や、水辺に生息するトノサマガエルやアカガエルなどの在来のカエル類と餌資源をめぐる競争など、生態系に対する様々な影響が懸念されています。

駆除の効果

ウシガエルの駆除をしていない時と比べると、観察されるトンボやゲンゴロウの数は増えており、駆除には一定の効果があると考えられますが、ウシガエルは駆除を行っていない他の水域から侵入してくるため、希少な水生昆虫を守るためには、今後も継続してため池でのウシガエルの駆除に取り組んでいく必要があります。 

原稿作成

北潟湖自然再生協議会 水と生きもの再生部会 大宮委員

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メール:seikatsu@city.awara.lg.jp