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あわら市文化財・史跡探訪 第1回 国指定重要文化財 桑野遺跡出土石製品

最終更新日 2014年9月12日| ページID 005280 印刷する

 あわら市には指定文化財・登録有形文化財が合わせて六十二件あります。これら郷土の宝を知っていただき、地元の歴史・文化の素晴らしさを再認識していただくためにシリーズで紹介していきます。
 記念すべき第1回目に紹介するのは「国指定重要文化財 福井県桑野遺跡出土品」です。
 桑野遺跡はJR芦原温泉駅の東側にあった縄文時代の遺跡で、平成4年から6年にかけて発掘調査が行われました。遺跡からはけつ状耳飾り(現代のピアスか?)をはじめとする石製装身具が、一つの遺跡・遺構からは他に例を見ないほど多数出土しました。
 また、その中には白色の優美な製品が含まれていました。これは国内にはマレにしかないもので、この時代に環日本海域をめぐる交流があったことを示唆するものとして専門家の注目を浴びています。
 このように学術的価値の非常に高いものとして平成24年9月6日に国の重要文化財に指定されました。
 現在これらは郷土歴史資料館の特別展示室で展示されています。郷土の宝をぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか。

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