【竜王戦】白熱のあわら対局
熱戦が繰り広げられた「第2局あわら対局」(10月18、19、20日)
掲載写真は読売新聞社、あわら対局実行委員会が撮影
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前夜祭(10月18日金曜日、グランディア芳泉)
県内外の将棋ファン200人が来場しました。4連覇がかかる藤井聡太竜王は「多くの人に最後まで楽しんでいただけるよう全力を尽くす。」と意気込み、挑戦者の佐々木勇気八段は「熱戦で応えたい。対局モードになってきた。」と強い決意を語りました。
9月に開催された「第28 回越前朝倉象棋大会」ジュニアの部で優勝した須長篤司さんと岩井心優さんが花束贈呈を務めました。
藤井竜王に花束を渡した須長さんは「最初は緊張したけど、嬉しくて夢を見ているようでした。」と話し、佐々木八段に花束を渡した岩井さんは「貴重な経験ができました。佐々木八段に『頑張ってください。』と声をかけたら、『ありがとうございます。』と優しく答えてくれました。」と笑顔で話してくれました。
対局1日目(10月19日土曜日、美松 竜悠)
対局と同じく注目を集めるのが「勝負めし」、「勝負おやつ」、「勝負ドリンク」です。今回、市内38の事業者が食材や見た目にこだわった勝負メニューを提供しました。
1日目の勝負めしには藤井竜王が「辛味しぼりおろし蕎麦と小天丼」を、佐々木八段が「海鮮玉手箱」を選び、福井の特産物を堪能していました。
選んだ勝負めしはこちらから確認できます。
あわら市将棋大会(10月19日土曜日、清風荘)
県内外から81人が参加し、A 級・B 級・C 級の階級ごとに分かれて白熱した戦いをみせていました。
また、棋士の佐々木慎七段と村田顕弘六段による指導対局も行われ、棋士が指す一手にどう応戦するか、参加者は真剣な表情で熟考していました。
対局2日目(10月20日日曜日、美松 竜悠)
対局2日目の勝負めしは藤井竜王が「ホルモンうどん」を、佐々木八段が「越前おろしそばセット」を選びました。
また、佐々木八段は勝負おやつとして「あわらとみつ金時チーズケーキ」、「パイナップル大福とイチゴ大福」、「完熟越のルビートマトジュース」を1日目と合わせて4回連続で選んでいました。両棋士とも1日目に引き続き、福井・あわらの多彩な味覚を楽しんでいました。
選んだ勝負めしはこちらから確認できます。
大盤解説会(10月20日日曜日、清風荘)
渡辺明九段をはじめ、立会人の深浦康市九段や大橋貴洸七段、佐々木慎七段、村田顕弘六段の解説を聴こうと県内外から300 人の参加者が詰めかけました。
参加者は、棋士による解説に聞き入り、対局の流れを予測していました。渡辺九段による棋士のプライベートな話や普段知ることのできない裏話など、軽快なトークに会場は笑いに包まれていました。
終局後には、藤井竜王と佐々木八段も登壇し、両棋士は会場のファンに応援への感謝を述べました。あわらでの第2局は、挑戦者である佐々木八段が藤井竜王を破り、今期七番勝負の対戦成績を1勝1敗としました。
フォトセッション(10月21日月曜日、芦湯)
熱戦を繰り広げた両棋士は「芦湯」を訪れ、2日間のあわら対局を振り返りました。対局室「竜悠」について、佐々木八段は「畳などが新しく、気持ち良く指せる環境だった。」、藤井竜王は「越前和紙の竜が雰囲気があり、素晴らしい対局室だった。」と評しました。
また、勝負めしやおやつの感想を求められると、餅好きで知られる佐々木八段は「どれも美味しかったが、フルーツ大福はぺろりと食べられた。」、藤井竜王は「おろし蕎麦の辛みが強いことに驚いた。今まで食べてきた蕎麦とは違い、本場の味を楽しむことができた。」と満足した様子でした。両棋士は県内の将棋ファンに感謝を述べ、さらなる将棋の盛り上がりに期待していました。
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お問い合わせ先
第37期竜王戦第2局あわら対局実行委員会事務局(あわら市経済産業部観光振興課内)
電話番号:0776-73-8006 ファックス:0776-73-1350
メール:kanko@city.awara.lg.jp