北本堂神明神社の十一面観世音菩薩立像
概説
十一面観世音菩薩立像は、天衣が切付で、肘に懸る部分のみが寄木など、角屋教授院の十一面観世音菩薩像と同じ造り方です。宝髪を高くつくるなど古様式をとどめていますが、室町期のものと思われます。
高さは176センチメートル、肘張51センチメートル、裾張42センチメートルの大きな像で一木彫成の手法によりますが、内刳などは施されていません。刀法は穏やかで、平明に造られていますが、形式的なところもあって、地方作としてのかたさも見てとれます。
概要

指定区分 | あわら市指定文化財(彫刻) |
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所在地 | 福井県あわら市北本堂14字39番 |
指定年月日 | 昭和57年10月19日 |
所有者・管理者 | 神明神社 |
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場所情報
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