学校施設の耐震補強改修工事実施状況について

市内学校の耐震補強実施状況 

あわら市では、小・中学校の耐震補強工事を平成20年度から進めてきましたが、平成22年度にすべての耐震補強工事が終了しました。市内小・中学校12校のうち耐震補強の必要な学校は9校ありました。

耐震診断及び耐震補強工事は、昭和56年以前の建築基準法に基づいて設計・施行された建築物について、大地震を対象とした耐震性能を検討し、検討結果に基づいて必要に応じ耐震補強等の工事するものです。

以下の表は、市内で耐震化の対象となる小・中学校の校舎及び屋内運動場（体育館）について、耐震診断の結果を基に、耐震補強後の結果を表したものです。

昭和57年以降に建てられた、新郷、波松、細呂木、の3小学校は、耐震基準を満たしているため、補強工事の必要がありません。

市立小・中学校施設耐震補強工事実施状況一覧　（平成22年度末時点）

学校名	建物	建築年	ＩS値分(補強後）	耐震補強改修工事　実施状況
芦原小学校	北校舎	昭和43年	0.88	平成21年度工事完了
	南校舎	昭和49年	0.87	平成22年度工事完了
北潟小学校	校舎	昭和46年	0.88	平成22年度工事完了
	体育館	昭和46年	0.92	平成20年度工事完了
本荘小学校	南校舎（管理棟）	昭和52年	0.87	平成22年度工事完了
	北校舎	昭和52年	0.87	平成21年度工事完了
	体育館	昭和52年	0.89	平成20年度工事完了
金津小学校	北校舎	昭和49年	0.85	平成22年度工事完了
	北校舎(1年棟)	昭和49年	0.74	補強の必要なし
	南校舎	昭和49年	0.77	平成21年度工事完了
	生徒玄関(東)	昭和49年	0.81	補強の必要なし
	東渡廊下	昭和50年	0.86	平成22年度工事完了
	西渡廊下	昭和50年	1.16	平成22年度工事完了
	南校舎(2年棟)	昭和52年	0.89	平成22年度工事完了
	体育館（大）	昭和51年	0.88	平成20年度工事完了
	体育館（小）	昭和52年	1.02	補強の必要なし
伊井小学校	校舎	昭和53年	0.82	平成22年度工事完了
	体育館	昭和54年	1.31	平成20年度工事完了
吉崎小学校	校舎・体育館	昭和53年	0.74	平成20年度工事完了
金津東小学校	校舎	昭和46年	0.87	平成21年度工事完了
	体育館	昭和46年	1.07	平成20年度工事完了
芦原中学校	南校舎	昭和36年	0.89	平成22年度工事完了
	北校舎	昭和38年	0.8	平成22年度工事完了
	渡廊下（西）	昭和38年	1.01	平成22年度工事完了
	技術棟	昭和45年	0.65	※　技術棟は取り壊しました。
	図書館	昭和55年	0.78	補強の必要なし
	体育館	昭和39年	0.98	平成22年度工事完了
金津中学校	南校舎	昭和39年	0.89	平成22年度工事完了
	北校舎	昭和39年	0.87
	渡廊下（東）	昭和39年	0.75
	体育館	昭和40年	0.87

  

IS値の目安

• IS ＜0.3　大規模な地震に対して倒壊又は崩壊する可能性が高い
• 0.3≦IS＜0.6　大規模な地震に対して倒壊又は崩壊する可能性がある
• 0.6≦IS　大規模な地震に対して倒壊又は崩壊する可能性が低い

文部科学省では地震時の児童生徒の安全性、被災直後の避難場所としての性能を考慮し、補強後のIS値を0.7以上としていますが、あわら市では補強後のIS値を0.72以上（地域指標を考慮している）としています。

なお、金津幼稚園、伊井幼稚園、本荘幼稚園については、小学校校舎内に施設があり、小学校の耐震補強工事と同時に施工しています。