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あわらでハタラコ。vol.39(墨谷さん)

最終更新日 2016年2月15日| ページID 007383 印刷する

市内で働いている皆さんに、自分の職場を紹介していただくコーナー「あわらでハタラコ。」

あわらで働くことに魅力を感じている皆さんに、県外に出てみて(県外から来て) 気付いたあわらの温かさや、住み続けているから感じるあわらの居心地の良さなどを教えていただきます。また、一生懸命働く日々の中で皆さんが感じていることなどをお伝えし、「働くこと」や「仕事」とはどういうことかを一緒に考えていきたいと思います。普段はあまり考えることもないかもしれませんが、この機会に少しだけ自身を振り返ってみるのも良いかもしれませんね。

墨谷 道映(すみや みちあき) さん (公益社団法人あわら市シルバー人材センター 主査) 

ハタラコ。第39回目は、公益社団法人あわら市シルバー人材センターに勤めて11年目の墨谷さん(33)をご紹介します。
会員さんは顔を見ればわかりますという墨谷さんに、シルバー人材センターのことや、あわらで働く魅力などをお話しいただきました。

佐々木さん
墨谷さん。和室のふすまも会員さんが張り替え。
佐々木さん ドリップ中
仕事のご依頼お待ちしています!

シルバー人材センターの仕事

事業所や一般家庭、公共団体からの仕事を受注し、シルバー人材センターに登録している会員さんへ仕事を紹介するのが主な仕事です。センターでは依頼される仕事の内容によって担当が決まっています。私の担当は剪定以外の外仕事、障子・ふすまの張り替え、屋内作業です。仕事を依頼されたお客さんとの打ち合わせ、作業中の現場確認など、外に出ることも多いですね。会員さんが活動するのに必要なものを準備したり、安全に作業できるように配慮するのも大事な仕事です。

マッチング今昔

仕事の依頼があると、その仕事に適した会員さんを探します。会員さんには入会時に希望する仕事を確認しているので、そのデータが入ったマッチング用のシステムを使って該当する会員さんを見つけて、仕事を請けてくれるかどうか確認します。
携帯電話が普及する前は、お昼時や夕方・夜の時間帯に連絡を取ることが多かったですね。草取りなどの仕事を頼みたい人は普段農作業をしている人が多くて、一度田圃や畑に出るとなかなかつかまらなかったので、シルバー世代にも携帯電話が普及して連絡が取りやすくなりました。

こんな資格持ってます。

農薬管理指導士の資格を持っています。除草作業の依頼が多いので、農薬を安全に扱うためには必要な資格です。農薬は年々新しいものが出てきますので、3年で更新講習があります。

就職活動の話

地元生まれの地元育ちです。高校生の頃は公務員になりたいと思っていました。社会貢献できると思ったからですが、家族に公務員が良いと言われていたからかもしれません。学生の頃は洋服が好きで服屋でアルバイトをしていました。仕事にしたいと思っていましたが、アルバイトをして服屋はなかなかきびしいと悟りました。
地元で働きたいと思っていたので、県外での就職はあまり考えていませんでした。地元企業に就職した同級生も多かったです。就職活動は大学3年生の秋冬に始めて、大学4年生の4月には就職先が決まっていました。特に何かしたというわけではなく、産業会館や福井商工会議所で開催された企業説明会に参加しました。卒業後はそのまま就職しましたが、仕事になじめず、入社して3カ月で退職しました。

シルバー人材センターで働こう

就職先を探していたところ、市の広報でセンターの求人を見つけました。9月に面接を受けて、10月にはセンターで働き始めました。それまでシルバー人材センターのことを知らなかったので、面接前はインターネットで情報を集めたような気がします。国や市からの補助金で運営されているシルバー人材センターでは、職員募集はなかなかありません。あわら市が合併した年にセンターも合併し、ようやく1人だけ採用することになったのだと後から聞きました。

新人のころは

最初の仕事は現場まわりと会員さんの就業報告書の回収でした。ずっとあわらに住んでいましたが、市内の地理をよくわかっていなかったことがわかりました。特に金津の方はわからなくて、ベテランの職員と一緒に回って覚えていきました。

あわらで働く魅力

家と職場が近いこと。5歳と3カ月になる娘がいて、現在妻は育休を取っていますが夫婦共働きです。毎朝8時すぎに上の娘を地元のこども園に連れて行くので、職場が近くてありがたいですね。
地元や大学時代の友人と月に1度は遊ぶようにしていますが、これも地元で就職したからこそ。友人たちにも子どもが生まれているので、みんなでバーベキューなど出来たら良いなと思っています。 

あわらの魅力

あわらでおすすめの場所は「余熱館ささおか」です。昨年、娘と一緒に初めて行ってきました。休みの日は、プールで泳いで、入浴して、ご飯を食べてと半日コースです。その後、出産前で入院していた妻に会いに行くのが日常でした。娘も喜んでいてよかったです。
果物がおいしいところも魅力です。妻や、妻の実家の皆さんは大のスイカ好き。あわらのスイカは美味しいと太鼓判です。一押しは、小玉スイカの「ひとりじめ」。せっかく美味しいんだから、もっとPRしてほしい、もったいないというのは妻の意見です。梨も好きですね。周りが食べ過ぎるせいか、私はなんだかスイカが苦手になってきたような気がします。

職場の好きなところ

事務所は全員で6人という少人数の職場です。相談しやすく、厳しくしてくれるところもある良い職場です。2番目の娘が生まれるときには、妻の入院中、みなさんに気遣っていただいて助かりました。

仕事の好きなところ、仕事でうれしいこと

仕事を依頼されるお客さんと仕事をする会員さん、どちらにも喜んでいただけるとうれしいです。お客さんからお礼の電話をいただくこともあり、そんなときはうまくマッチングできてよかったと思います。
高齢者と接することが多い職場です。会員の皆さんはいろんな経験をされていて、いろんなことを知っているので、教わるのが楽しいです。

会員さんと

会員さんは、皆さん優しくて、親しみを持って接してくださいます。高齢者だからと特に意識して接していることはないですね。何気ない共通の話題や、天気の話など、本当に他愛のない話をしています。会員さんの顔は覚えています。最初はたくさんいるので覚えるのが大変でしたが、顔を覚えるのは得意な方です。 でも最近は顔を見ても名前が出てこないことがあって、自分のことながら心配です。

仕事で大変なこと

草刈りや草取りの仕事は見積もるのが難しいですね。現場を自分の目で見て、実際に作業をしてもらう会員さんにも見てもらいますが、作業にどのくらい時間がかかるのか把握するのはやっぱり難しい。除草の依頼がある場所は、草が伸び放題でひどいところが多いです。もっとひどいのは、草刈りの依頼があって現地に行ってみると、まるで林のように木が生えていたりします。重機は扱えないので、出来るとしてもあくまで伐採までです。
会員さんもお客さんもさまざまです。たまに、マッチングがうまくいかないこともあります。会員さんとお客さんとで合わないと大変なので、マッチングには気を遣います。 

仕事をするときに心掛けていること

心に余裕を持つように心掛けています。 忙しいときほど特に余裕を持ちたいですね。あとは、時間を守ること。
健康管理にも気を付けて、筋トレを3日に1回は必ずしていますが、これは気を付けているというよりも健康マニアというか、体に良いものが気になるからですね。

墨谷さんにとって「働く」とは。そしてこれから。

あわら市シルバー人材センターには、80歳以上で働いている会員さんが30人いて、最高齢は91歳。会員さんを見ていると、自分はまだまだだと思います。 「働く」のは生活のためでもありますが、徐々に、会員さんのように社会に貢献していきたいと思っています。

あわら市へのメッセージ

娘が2人いるので、天気が悪いときに屋内で遊べるところがあると良いなと妻と話しています。遊具などはなくて良いから、自由に走り回れるところがあると良いですね。

これから就職する人へ

大変なこと、厳しいこともたくさんあると思います。人に出会うのは宝です。人との出会いを大事にしてがんばってください。

勤務先紹介

あわら市シルバー人材センターは子ども園の2階
芦原こども園の2階にあります。
ユコちゃん看板 シルバーver.
看板にはセンターオリジナルのユコちゃんがいます。


 

シルバー人材センター入口
入口は、子育て支援センターと同じです。(こども園とは別)
事務所とワークプラザの入口
2階、事務所とワークプラザ入口。
ワークプラザ内
ワークプラザではふすまの張替作業などをしています。
シルバーママサービス
シルバーママサービス「すく・すく」同じ2階にあります。

 

公益社団法人 あわら市シルバー人材センター

住所:910-4115 福井県あわら市国影第13号13番地 あわら市複合福祉施設 2階
電話番号:0776-97-6088
ファックス:0776-97-6355
メール:awara@sjc.ne.jp
ホームページ:http://www.sjc.ne.jp/awara/

「働く」元気なシニア世代が集う活動の拠点です。臨時的・短期的な仕事の紹介を通して、60歳からのセカンドライフを応援します。
豊かな経験や知識、技能を地域社会や自分のために活かしませんか。

あわら市シルバー人材センターはこんなところです

  • 会員数 361人(平成27年3月末現在)
  • 最高齢の会員さんは91歳。80歳以上は30人。
  • 主な仕事は、草刈り、剪定、草取り、旅館の茶碗洗い(温泉街ならでは) など。
  • 口コミ(友人の勧誘)で入会する人が多い。
  • 剪定や障子・ふすまの張り替えの講習会を開催。福井県シルバー人材センター連合の技能講習会もありますので、未経験者の方も安心してください。

最近のシルバー人材センター事情

  • 草取りを希望する人が少なく、80歳以上の会員さんが頼りという状況です。
  • 旅館の茶碗洗いの仕事。北陸新幹線の効果もあって旅館の宿泊客数も増えましたが、シルバー人材センターへの仕事も増えました。会員さんがいないと成り立たないという声も聞きます。
  • 年によって仕事の需要と供給のバランスが上手く行かないことも。最近は、仕事の依頼はあるが人がいない状況。
  • 太陽光発電に関する仕事が増えました。(設置の手伝い、周辺の草刈り等)
  • いろんな仕事があります。 例)工場の施設管理、機械の見守り
  • これからのシルバー世代は、「ホワイトカラー」と言われる事務仕事をしていた人が多くなるので、草刈りや草取りなどをしてくれる会員さんがいなくなったり、事務仕事希望者が多くなるかもしれません。

会員募集中!

特に次の仕事ができる人を募集しています。

  • 屋内清掃
  • 剪定
  • 草刈り
  • 草取り(手取り除草)

この他、次のような仕事もあります。くわしくは、シルバー人材センターのホームページをご覧ください。(仕事内容例

  • 農作業
  • 子育てや幼児保育等の福祉サービス
  • 障子やふすまの張り替え
  • 毛筆筆耕

会員になって仕事をしたい人へ

原則60歳以上で、健康で働く意欲のある人、シルバー人材センターの趣旨にご賛同いただける人であれば会員になれます。

  1. まずは、シルバー人材センターへご連絡ください。
  2. 入会説明会毎月第3火曜日午後1時30分~)に参加した後で、申込書等の手続きに必要な書類に記入いただきます。(会員登録には会費をお支払いいただきます。)

くわしくは、あわら市シルバー人材センターのホームページをご覧ください。(シルバー人材センターの仕組み入会手続きの方法Q&A

シルバー人材センターの会員さんに仕事を頼みたい人へ

仕事のご依頼は、まずは、シルバー人材センターへご相談ください。

依頼例

  • 人を雇うほどではないけれど、臨時的、短期的な仕事で、高齢者にふさわしいと思われる仕事がある
  • 専門業者に頼むほどではないけれど、高齢者の経験や技能を活かせる仕事がある
  • 気軽に安心して頼めるお年寄りのお世話や家事のお手伝いがほしい

シルバーママサービス「すく・すく」

あわら市から「あわら市すみずみ子育てサポート事業」の委託を受けて、子ども一時預かり保育サービスを行っています。

ご利用前に、子育て支援課へ登録申請が必要になります。ご注意ください。

  1. 内容
    一時預かり保育
  2. 対象児
    生後6カ月~小学校3年生
  3. 利用時間
    年末年始を除く毎日 午前7時30分~午後8時
  4. 利用料金
    市内在住の人:1時間350円(3人目3歳未満児は無料、1日8時間を超えた分は864円)
    市外在住の人:1時間864円
  5. 登録方法
    「利用登録申請書」を子育て支援課へ提出してください。(平日 午前8時30分~午後5時15分)
  6. 利用申込
    利用希望日の2日前の午後4時までに、シルバー人材センターへ電話で予約してください。

詳しくは、あわら市シルバー人材センターのホームページをご覧ください。(シルバーママサービス「すく・すく」

関連リンク

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お問い合わせ先

商工労働課 商工労働グループ

電話番号:0776-73-8030 ファックス:0776-73-1350
メール:syouko@city.awara.lg.jp