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木造薬師如来坐像

最終更新日 2023年4月1日| ページID 012535 印刷する

概説

本像は北潟東区にある天王山安楽寺の本尊で、像高は42cmあり、左手は膝上で掌を仰いで薬壺を持ち、右手は掌を正面に向けて五指を伸ばして施無畏印とし、内衣、衲衣、裙を着しています。構造はヒノキの寄木造りで、頭体幹部を前後二材より彫出し、内刳りのうえ頭部は割首にしています。光背と台座の一部(蓮華座)は像立当初の作と思われます。
また、胎内に墨書の銘文があり、奉納年が明応5年(1496)、願主が馨仲周徳首座禅師、制作者が七条仏所の大蔵康忠ということがわかりました。
このように、仏師と願主、制作年のわかる室町時代の仏像として、非常に貴重な作例です

概要

木造薬師如来坐像
指定区分あわら市指定文化財(彫刻)
所在地福井県あわら市北潟42字12番2号
指定年月日令和4年3月3日
所有者・管理者安楽寺

場所情報

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