阿弥陀如来立像
概説
この像は、本荘地区春日神社に安置されています。この地はその昔興福寺の荘園であり、春日神社は河口十郷の総社として地域最大の信仰を集めていました。
阿弥陀如来は、当社の中尊で、その来迎相は中品下生で、県内ではこの像のみです。像の高さは95センチメートルで、様式から鎌倉末期のものと推定されます。整った刀法と静止的で温和な表現は慶派の手法に通じており、春日神社の故地、南都(奈良)との深い関係が見られます。
概要

指定区分 | あわら市指定文化財(彫刻) |
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所在地 | 福井県あわら市中番下番入会地1番1号 |
指定年月日 | 昭和56年2月20日 |
所有者・管理者 | 春日神社 |
場所情報
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