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阿弥陀如来坐像

最終更新日 2014年11月26日| ページID 006136 印刷する

概説

東山区の神明神社境内に入ると、拝殿の右脇に小さなお堂があり、その中に阿弥陀如来坐像があります。地区では「いつの頃か、人の背に負われてこの地に運ばれてきた薬師如来である」と語り伝えられています。
この像は、幾度か修理のあとが見られますが、全体から受ける幽寂な像容は、藤原時代の特徴を感じ取ることができます。定印(上品上生)を結び、衲衣は偏袒右肩で、後に作られたと思われる方座の上に結跏趺坐しています。彫は浅く、材質は桧、高さ141センチメートルの寄木造りです。
神明神社周辺の瓦谷には奈良時代の瓦窯跡がありますので、東山に往時寺があった傍証となると思われます。

概要

阿弥陀如来坐像
指定区分あわら市指定文化財(彫刻)
所在地福井県あわら市東山39字4番(神明神社)
指定年月日昭和53年5月26日
所有者・管理者東山区

場所情報

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