本文へジャンプ

指中の板碑

最終更新日 2015年4月4日| ページID 006526 印刷する

概説

板碑とは、主に供養塔として使われる石碑の一種で、板石卒塔婆、板石塔婆とも呼ばれています。 設立時期は、鎌倉時代から室町時代に集中しており、分布地域は主に武家の所領と思われるところを中心に存在しています。これらのことを考えると板碑とは武家の信仰に関連すると考えられています。 
本資料は、紀年銘は剥落のためはっきりと確認できませんが「□安ニ□」とあることや、形式・材質を旧坂井郡内(現坂井市、あわら市内)の他板碑等と比較すると、これまでの研究史で推論されている応安年間(1368~1374年)のものと考えられます。このような中世由来の板碑としてあわら市にあるものでは現在最古のものです。
地域の板碑の編年や文化の伝播を考察する上でも貴重な資料です。

概要

指中の板碑
指定区分あわら市指定文化財(歴史資料)
所在地あわら市指中64字
指定年月日平成27年3月10日
所有者・管理者指中区

場所情報

Google Maps サイトに移動して表示する(新しいウインドウが開きます)