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経筒

最終更新日 2014年11月28日| ページID 006177 印刷する

概説

この経筒は、清滝区字尼寺から発掘されました。直径11センチメートル、高さ14センチメートル、発見当時は蓋や底もあり、古刀一振も出土したと伝えられていますが、底部を欠失した円筒のみが現存し、蓋や古刀は滅失しています。
銘文は、「河内國舟北西条布忍僧有賢為法由安元二年未」(安元2年は1176)とあります。
釋迦の教えが末法の世に衰えても、経典だけは弥勒の世まで伝えたいという願いをこめて埋納したようでした。こうした風習は平安末期から室町時代にかけて行われていました。

概要

経筒
指定区分あわら市指定文化財(考古資料)
指定年月日昭和59年3月26日