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新指定文化財 絹本著色親鸞聖人像 附裏書

最終更新日 2025年4月16日| ページID 014701 印刷する

概説

親鸞は、礼盤の上に座り、黒衣黒袈裟を着て首に帽子を巻き、両手で念珠を持つ姿で描かれています。通例の親鸞像は、右手を上にして念珠を持つのに対し、本図像は右手よりも左手が高く描かれているところに特徴があります。このような図像は「左上御影」と呼ばれる珍しいものです。

また、「左上御影」には、「蓮如裏書」を有するものが多いです。本図像も裏書を有していますが、署名と花押の部分が剥落のため残念ながら判読はできません。しかしながら、「左上御影」の様式や高い画力で描かれていることからも、京都周辺で制作され、蓮如により下付された可能性が高い図像です。裏書には、「文明九年(1477)四月十四日」「越前国金津」と記されており、金津の地名を明記した室町時代の資料としても貴重です。

概要

親鸞聖人図像
指定区分あわら市指定文化財(絵画)
所在地あわら市花乃杜一丁目21-6
指定年月日令和7年3月28日
所有者・管理者宗教法人 明善寺

場所情報

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