弘法大師図像
概説
この図は、わが国にもっとも通行する弘法大師像の一本です。一般には真如親王御筆の弘法大師像と呼ばれ、椅子式の牀座に結跏するのが特徴です。すなわち、大師は顔をやや右方に向け、全身を茶地の袈裟に包み、右手に五鈷杵、左手に念珠を持って趺坐しています。椅子の下には沓が横ざまに脱がれ、傍らには水瓶がおかれています。この形式の図は、高野山御影堂に古くから祀られています。縦129センチメートル、横108センチメートルの本図は、室町時代の作とされており、あるいは高野山から拝領したものともいわれます。
概要

指定区分 | あわら市指定文化財(絵画) |
---|---|
所在地 | 福井県あわら市北潟42字12番2号 |
指定年月日 | 平成元年12月1日 |
所有者・管理者 | 安楽寺 |
場所情報
Google Maps サイトに移動して表示する(新しいウインドウが開きます)