吉崎御坊跡
概説
御坊跡の吉崎山は、海抜約33m、広さ約2 万平方メートルです。
本願寺第八代門主蓮如は、比叡山延暦寺との敵対関係を逃れて、文明3(1471) 年この地に御坊を かまえ、真宗教団の再興に大きく貢献しました。布教の手段として「御文(御文章)」と「講」をもって信心と布施を定着化し、本願寺の財政再建と門徒拡大をなしましたが、他派寺院の嫉妬を招き、側近の裏切りや朝倉家の弾圧にいたたまれず、蓮如は文明7 (1475) 年8月、ひそかに海路吉崎を脱出しました。時に蓮如61 才、わずか4年2ヶ月の滞在でしたが、吉崎は真宗教団再興の地として歴史的意義が大きいといえます。
概要

指定区分 | 国指定文化財(史跡) |
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所在地 | 福井県あわら市吉崎2字西御山148番2号他 |
指定年月日 | 昭和50年2月13日 |
所有者・管理者 | 東・西両本願寺 |
場所情報
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