石造狛犬(永正十二年銘)
概説
本像は、江戸時代より以前にしゃく谷石で生産された越前狛犬の中でも永正十二(1515)年という最古の年号銘を持ち、また、詳細は不明ですが、「伏野菊千代丸」という奉納者の名前も分かっています。彫刻としては筋肉の盛り上がりや生々とした表情など、生き物としての狛犬がよく表現されており、石工の技量の高さがうかがえます。また、残存状態も非常によく、越前狛犬を研究する上で指標となる貴重なものです。
平成15年に市指定文化財に指定されていましたが、その貴重性から平成29年に県指定文化財になりました。
概要

指定区分 | 福井県指定文化財(彫刻) |
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所在地 | 福井県あわら市沢39字1番(春日神社) |
指定年月日 | 平成29年3月31日 |
所有者・管理者 | 沢区 |
場所情報
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