華やぎのまちあわらへ
北陸新幹線金沢開業が平成27年3月14日に決定し、また「かがやき」「はくたか」「つるぎ」と北陸新幹線の列車名も決まり、開業に向けた準備が着々と進められています。観光地としての変革が求められてる今、あわら市が目指す「温泉情緒あふれる華やぎのまちづくり」について説明します。
観光地に求められている変化
現在のあわら温泉は、昭和31年の未曾有の大火に見舞われた後に、官民挙げて復興に取り組んだ結果、福井県を代表する温泉観光地へと発展してきました。ただ、復興事業では、大火の教訓から、安全面と機能面を重視したことにより、幅員の広い道路が縦横に整備され、生活するには便利になったものの、温泉街の表情と言えば温泉情緒が感じられにくくなってしまいました。
近年の旅行形態は、社員旅行などに代表される団体旅行から、少人数のグループや一人旅が主流となっているほか、その多くは中高年、特に女性が中心となっています。
また、旅行の目的も、代表的な観光地巡りから体験や感動を求めるものへと変化しています。これまでは、福井県観光の宿泊拠点として観光客を受け入れてきたあわら温泉ですが、今後はこのような旅行ニーズや目的に合った滞在型温泉観光地へと脱皮を図ることが求められています。
あわら温泉はどう変わる?(芦湯)
あわら温泉の弱点であった「雰囲気」を改善します。宿泊が主たる目的であったあわら温泉から、観光客の好みに合った「見て、食べて、楽しめる」温泉街を目指します。まず一つ目の仕掛けとして、あわら温泉湯のまち広場に、温泉を気軽に楽しめる源泉かけ流しの「北陸一上質な足湯」が平成26年4月にオープンしました。湯のまち広場には「藤野厳九郎記念館」や「伝統芸能館」「湯けむり横丁(屋台村)」があります。新たに「芦湯(あしゆ)」が加わることで、観光客の滞在時間を延ばし、温泉街としての魅力や価値観をさらに高めることが期待されています。
あわら温泉「芦湯」関連ホームページ
あわら温泉はどう変わる?(市道田中々舟津線)
二つ目の仕掛けとして、あわら温泉のシンボルロードである田中々・舟津線(あわら温泉湯のまち広場~温泉中央交差点)を和の趣あふれるまち並みに改めました。現在2車線の車道になっている田中々舟津線には、歩道がなく、日常的に車が駐停車しています。このため、交通量を減らし、安全にまち歩きを楽しめる道路とするため、車道を南向きの一方通行とします。両側を歩道にすることで、安全な歩行空間を確保し、温泉情緒あふれる道路景観を演出しています。
また、駐車帯を3カ所設置し、乗降や荷物の積み降ろしの利便性を確保しました。
田中々舟津線の一部に面した商店や事業者などで結成された「湯~わくDori協議会」では、この通りの愛称を「湯~わくDori」と呼び、愛称にちなんだワクワクと歩きたくなるまちを目指し日々議論しています。
あわら温泉はどう変わる?(市道中央線、市道芦原三国線)
三つ目の仕掛けは、現在計画中ですが市道中央線、市道芦原三国線には石畳などを活用した温泉情緒あふれる「歩行空間」を確保し、まち歩きを誘う動線を整備します。
工事内容については、詳細が決まり次第随時お伝えします。
JR芦原温泉駅周辺のにぎわいづくり
北陸新幹線金沢駅開業および県内延伸に向け、北の玄関口であるJR芦原温泉駅を利用する皆さんが散策できるまちを目指し、金津本陣にぎわい広場に拠点施設「aキューブ」を整備しました。
また、aキューブを起点に、本陣飾り物などを見ながらまち歩きが楽しめる環境の整備を進めています。
これからのあわら
あわら市では、これらの並み整備などのハード面に加え、地元団体によるまちづくりの企画などソフト面からもあわら温泉を盛り上げる事業を進めています。
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