あわらに住み、地元で働くことに魅力を感じている皆さんに、県外に出てみて気付いた地元の温かさや、住み続けているから感じるあわらの居心地の良さなどを教えていただきます。また、一生懸命働く日々の中で皆さんが感じていることなどをお伝えし、「働くこと」や「仕事」とはどういうことかを一緒に考えていきたいと思います。普段はあまり考えることもないかもしれませんが、この機会に少しだけ自身を振り返ってみるのも良いかもしれませんね。
ハタラコ。第18回目は、あわら市金津雲雀ケ丘寮に勤めて9年目の末武さん(28)をご紹介します。テレビで介護の仕事を見たことがきっかけだったという末武さんに、介護の仕事や仕事の好きなところについて、お話いただきました。
金津雲雀ヶ丘寮は、社会福祉法人あわら市社会福祉協議会が、あわら市から指定管理を受けて運営しています。ですから、僕は社会福祉協議会の職員ということになります。寮では、老人ホームをはじめ、高齢者福祉に関するさまざまな事業を行っています。
僕が担当している部署は、特別養護老人ホームのユニット型と言われる個室タイプの部屋が並ぶエリアになります。 主な仕事は、要介護認定を受けていて在宅での生活が難しい利用者のお世話をすることで、食事、入浴、排泄など、日常生活のお世話や介護援助全般を行っています。勤務時間は日勤、早番、遅番、夜勤があり、5〜6人でローテーションを組んでいます。土曜日、日曜日、祝日は関係なく、立っている時間も長い仕事です。介護の仕事は重労働と思われがちですが、僕はそれほど重労働とは思っていません。
高校卒業後は、市外の工場で働いていました。ある日、テレビで介護の仕事を見て、「こんな仕事もあるんだ。なんとなく良いな。」 と感じたことを覚えています。人と接する仕事で、直接「ありがとう」と感謝される仕事に惹かれて、介護の仕事を探すことにしました。当時は資格がなかったので、それでも就職できる職場を探していたところ、現在の職場で募集していることを知り、面接を受けました。
現在は介護福祉士とホームヘルパー(訪問介護員)の資格を持っています。今の職場で働きながら取りました。介護福祉士の資格の取り方は何通りかありますが、僕は、実務経験を3年以上積んで寮長に証明をいただき、介護福祉士国家試験を受検しました。
人生経験を積んだいろんな人と出会えて、いろんな話ができて楽しいですね。本当にいろんな方が来られます。中には気難しい方もいますし、関わって欲しくないという人もいます。人によって感じ方も考え方もさまざまですから、その人に合った対応を考えて接しています。様子を良く見て、機嫌の良さそうなときに話しかけたり、少しでも距離を縮められるように努めています。
利用者が笑顔になると嬉しく思います。そして、自分も笑って仕事ができると良いですよね。
気を付けていることは、なるべくその日の気分を出さずに、笑顔で仕事をすることです。以前、すごく眠い日に、不機嫌そうな顔をしていると利用者からご指摘を受けました。思ったよりも表情に出てしまうことに気づきました。
生活するために働く、ということがまずあると思いますが、働くなかで学べることがあって、良い大人になっていくんだと思います。
この仕事を続けるうえで、一緒に働く先輩方の良いところを拾って、糧にしていきたいです。
やりたいことがあるなら、やってみてください。やりたいことがなくても、働いているうちにやりたいことが見つかるかもしれません。とりあえず、何かして、ぼちぼち見つけていったら良いと思います。
以前の職場よりも家から近くなったので、通勤が楽になりました。勤務時間が不規則なので、通勤時間が短くて助かっています。
家の近くのラーメン屋さん(福井県あわら市中浜)が美味しいことですね。
あわら市金津雲雀ヶ丘寮
指定管理者 社会福祉法人あわら市社会福祉協議会
住所 福井県あわら市春宮三丁目28番21号
電話番号 0776-73-0144
ホームページ http://awara-hibari.jp/
くわしくは、ホームページをご覧ください。
金津雲雀ヶ丘寮では、入所介護や訪問介護、配食サービス、各種相談等、利用者が自分らしい日常生活を送れるように支援しています。あわら市社会福祉協議会があわら市から指定管理を受けて5年が経過しましたが、利用者の方に喜んでいただけるように、また、地域から愛される施設を目指して、今後も福祉サービスの充実に積極的に取り組んでいきます。
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あわら市役所
〒919-0692
福井県あわら市市姫三丁目1番1号
電話番号 0776-73-1221(代表)