心身ともに健康になるためには、望ましい食生活を身に付けることが大切です。
「食生活指針」とは国民ひとりひとりが自らの食生活を見つめなおし、改善に進むための具体的な食生活目標です。
いわば、国民一人一人の食生活へのメッセージです。あなたの健康を守るため、毎日の食卓にぜひご活用ください。
毎日の食事で、健康寿命をのばしましょう。
おいしい食事を、味わいながらゆっくりとよく噛んで食べましょう。
家族の団欒や人との交流を大切に、また、食事づくりに参加しましょう。
朝食で、いきいきとした1日を始めましょう。
夜食や間食はとりすぎないようにしましょう。
飲酒はほどほどにしましょう。
普段から体重を量り、食事量に気をつけましょう。
普段から意識して身体を動かすようにしましょう。
無理な減量はやめましょう。
特に若年女性のやせ、高齢者の低栄養にも気をつけましょう。
多様な食品を組み合わせましょう。
調理方法が偏らないようにしましょう。
手作りと外食や加工食品・調理食品を上手に組み合わせましょう。
穀類を毎食とって、糖質からのエネルギー摂取を適正に保ちましょう。
日本の気候・風土に適している米などの穀類を利用しましょう。
たっぷり野菜と毎日の果物で、ビタミン、ミネラル、食物繊維をとりましょう。
牛乳・乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などで、カルシウムを十分にとりましょう。
食塩の多い食品や料理を控えめにしましょう。
食塩摂取量の目標値は、男性で1日8グラム未満、女性で7グラム未満とされています。
動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりましょう。
栄養成分表示を見て、食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう。
「和食」をはじめとした日本の食文化を大切にして、日々の食生活に活かしましょう。
地域の産物や旬の素材を使うとともに、行事食を取り入れながら、自然の恵みや四季の変化を楽しみましょう。
食材に関する知識や調理技術を身に付けましょう。
地域や家庭で受け継がれてきた料理や作法を伝えていきましょう。
まだ食べられるのに廃棄されている食品ロスを減らしましょう。
調理や保存を上手にして、食べ残しのない適量を心がけましょう。
賞味期限や消費期限を考えて利用しましょう。
子供のころから、食生活を大切にしましょう。
家庭や学校、地域で、食品の安全性を含めた「食」に関する知識や理解を深め、望ましい習慣を身につけましょう。
家族や仲間と、食生活を考えたり、話し合ったりしてみましょう。
自分たちの健康目標をつくり、よりよい食生活を目指しましょう。
(平成12年3月 文部省、厚生省、農林水産省策定 平成28年6月一部改正)
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