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堀江公番田館跡


あわら市指定文化財(史跡)

所在地

福井県あわら市番田57字13番

指定年月日

平成3年11月1日

番田区

概説

中世の頃、坂井郡一帯を支配した堀江公一族の居館跡です。番田と重義の中間にあって、対岸の本庄館と同様竹田川の水利を握する要地にありました。
堀江氏は藤原氏の流れをくむ藤原利仁の子孫と伝わり、九世の孫實嗣が堀江郷名を姓とし、その始祖となりました。鎌倉時代以来当地に土着した名族でありながら、文明(1470年頃)以来朝倉氏に臣従しました。番田に館を造ったのは堀江景經で、長禄年中(1460年頃)といわれています。彼は朝倉敏景に従い2,500貫の領地を有し、その勢力を誇りました。一時、兵庫郷井向村(坂井市春江町)にも居を移しています。堀江氏は朝倉氏の重臣として加賀の一向一揆と対峙していましたが、永禄10(1567)年堀江景忠の時に一揆勢への内通を疑われ、朝倉勢に攻められました。朝倉義景は2,000余騎を差し向け、上番一帯で激しい合戦を展開しましたがなかなか勝敗はつかず、加戸本流院の仲介で和議が成立し、堀江父子は本庄館を出て能登に退きました。


問い合わせ先
あわら市郷土歴史資料館
電話:0776-73-5158

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