[0]トップへ戻る

阿弥陀如来坐像


あわら市指定文化財(彫刻)

所在地

福井県あわら市東山39字4番(神明神社)

指定年月日

昭和53年5月26日

東山区

概説

東山区の神明神社境内に入ると、拝殿の右脇に小さなお堂があり、その中に阿弥陀如来坐像があります。地区では「いつの頃か、人の背に負われてこの地に運ばれてきた薬師如来である」と語り伝えられています。
この像は、幾度か修理のあとが見られますが、全体から受ける幽寂な像容は、藤原時代の特徴を感じ取ることができます。定印(上品上生)を結び、衲衣は偏袒右肩で、後に作られたと思われる方座の上に結跏趺坐しています。彫は浅く、材質は桧、高さ141センチメートルの寄木造りです。
神明神社周辺の瓦谷には奈良時代の瓦窯跡がありますので、東山に往時寺があった傍証となると思われます。


問い合わせ先
あわら市郷土歴史資料館
電話:0776-73-5158

[0] ホーム

あわら市役所
〒919-0692
福井県あわら市市姫三丁目1番1号
電話番号 0776-73-1221(代表)


(C) Awara City