広報キッズ 第28回 国民健康保険
「市役所ってどんなところ？」「どんな仕事をしているんだろう？」疑問に思ったことはないかな？「市役所探検！広報キッズ」では、市役所の仕組みや仕事の内容を小学生のみんなにも分かるように説明するよ。
第28回 国民健康保険
病気になったり、怪我をしたりしたら、みんなもお医者さんに行くよね。そんなとき、家の人が受付で健康保険証を出しているのを見たことない？これは健康保険制度っていって、お医者さんや病院での支払いが高くなり過ぎないように、制度を運営する団体が本人に代わって一定の割合で費用を負担する仕組みなんだ。日本国民は、全員がどこかの制度に加入することになっているよ。受付で健康保険証を見せるのは、「私はこの制度に入っていますよ」って知らせているんだね。
もちろん、制度に入るためには、掛け金が必要だけれど、会社などに勤めているお父さんやお母さんの掛け金は、会社を通して納めるようになっているよ。一方、専業農家や自分でお店を経営している人、会社を定年退職した人などのためにあるのが国民健康保険なんだ。市が運営していて、掛け金は国民健康保険税という税金として納めてもらっているよ。でもね、最近は医療費がたくさんかかるようになって、制度の運営もなかなか大変なんだって。
市の国民健康保険の加入者数は約6600人で、平成26年度の1人当たりの医療費は年間約36万9000円。福井県平均より1万円も多いんだ。あまり医療費がかかり過ぎると、ほかの税金で穴埋めしたり、国民健康保険税の額だって見直す必要が出てきたりするよね。制度をいつまでもうまく運営するためには、自分の健康と医療費のことをしっかりと考えることが大事だね。
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