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木造執金剛神像(吽像)

最終更新日 2014年11月26日| ページID 006122 印刷する

概説

この像は、高さ294センチメートルの寄木内刳り造りの巨像で、隆盛時の安楽寺をしのばせます。筋肉の描写などは見事で、写実的に躍動感あふれる姿につくられています。刀法は、慶派(運慶・湛慶・快慶)の流れをくみ、鎌倉期の作と推定される、県内でもこの時代の作風を伝える異彩を放つ優れた遺例です。
金剛神像は金剛力士像とも仁王様ともいわれ、山門の左右にあって、仏法の護持にあたるとされます。口をあけた阿像と口を閉じた吽像とが向かいあうのが通例ですが、現在山門は遺されてなく、口を閉じた吽像のみが本堂に安置されています。
また、この吽像は金剛杵を失っています。そして別に、阿像のものとみられる右手の一部や、耳・目の一部が遺されています。

概要

木造執金剛神像(吽像)
指定区分福井県指定文化財(彫刻)
所在地福井県あわら市北潟42字12番2号
指定年月日昭和32年3月11日
所有者・管理者安楽寺

場所情報

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