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阿弥陀如来立像


あわら市指定文化財(彫刻)

所在地

福井県あわら市中番下番入会地1番1号

指定年月日

昭和56年2月20日

春日神社

概説

この像は、二体とも本荘地区春日神社に安置されています。この地はその昔興福寺の荘園であり、春日神社は河口十郷の総社として地域最大の信仰を集めていました。
薬師如来立像は、平安時代の頃から神仏混淆の形で信仰されたものと考えられます。高さ39センチメートルの小像であるが、螺髪は、京都嵯峨野の清涼寺式であり、文化の広がりを知る上で貴重なものです。
阿弥陀如来は、当社の中尊で、その来迎相は中品下生で、県内ではこの像のみです。像の高さは95センチメートルで、様式から鎌倉末期のものと推定されます。整った刀法と静止的で温和な表現は慶派の手法に通じており、春日神社の故地、南都(奈良)との深い関係が見られます。


問い合わせ先
あわら市郷土歴史資料館
電話:0776-73-5158

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