本文へジャンプ
ホーム > 広報媒体 > あわらでハタラコ。vol.20(平田さん)

あわらでハタラコ。vol.20(平田さん)

最終更新日 2014年7月15日| ページID 005124 印刷する

市内に勤務する若者にリレー形式で話を聞くコーナー「ハタラコ。」

あわらに住み、地元で働くことに魅力を感じている皆さんに、県外に出てみて気付いた地元の温かさや、住み続けているから感じるあわらの居心地の良さなどを教えていただきます。また、一生懸命働く日々の中で皆さんが感じていることなどをお伝えし、「働くこと」や「仕事」とはどういうことかを一緒に考えていきたいと思います。普段はあまり考えることもないかもしれませんが、この機会に少しだけ自身を振り返ってみるのも良いかもしれませんね。

平田 貴裕 さん (有限会社 平田酒店)

ハタラコ。第20回目は、ご実家の有限会社平田酒店で働いて5年目の平田さん(29)をご紹介します。家業を手伝うために地元へ帰ってきた平田さんに、地元で働く魅力や仕事の好きなところなどお話いただきました。

   平田さん2     ビールケース

酒屋の仕事

お客さまから注文を受けて、商品を仕入れて、配達するのが主な仕事です。注文の受付は母が、仕入れは父が、配達は私が担当しています。一年の中で夏が一番忙しいですね。お中元もあるし、生ビールの機械(サーバー)の貸出もしているので、夏は納涼祭などでひっぱりだこです。

配達の仕事

午前中は丸岡方面へ、お昼の休憩を挟んで、芦原、金津へ配達に行きます。配達先は主に飲食店で、ビールを運ぶことが多いです。昔は、お酒は酒屋でしか買えませんでしたが、今はコンビニエンスストアやドラッグストアなど、どこででも買えるようになったので、個人宅への配達はほとんどありませんが、注文いただければ伺います。

子どものころは

子どものころは、自分の家が店をしていると、店の手伝いはあるし、休業日がなかなかないため遊びに連れていってもらえず、家が酒屋で嫌だと思うこともありました。今では、当時の両親の苦労も分かるようになりました。

県外から地元へ

地元の高校を卒業した後、県外の大学へ進学し、そのまま県外で就職しました。就職活動中は地元へ戻ろうという気持ちはなかったですね。就職して半年ほど経ったころ、父が病気になり、家業を手伝うため戻ってきました。県外で就職する際に、後々役に立つかと思い営業職を選びましたが、営業の仕事を経験する前に辞めることになりました。

酒屋(実家)で働く

子どものころから手伝っていたので、仕事のことはだいたい分かっていましたが、実際は思っていたよりもきつかったです。特に、重いビールケースの持ち運びは腰にくるので大変です。中身が入った状態で、中瓶1ケース約20キロ、大瓶だと30キロくらいあるんじゃないでしょうか。最初は手にマメが出来ましたし、体が大きい方でもないのでしんどかったですね。

ペーパードライバー返上

実家で働き始めるまでペーパードライバーだったので、はじめは配達用のワゴン車の運転に不安がありました。幸い、父の知人に配達を手助けいただいて、店の方はどうにかなりました。今はもう大丈夫です。

地元で働く魅力

知り合いが多くて、困っていると周りの人が助けてくれます。この仕事を始めたときも、配送を手伝ってくれる人がいたから、やってこられました。最近は、高校時代の部活の先輩が店を始めて、顧客になってくれたこともありました。

地元の魅力

あわらの魅力は人だと、地元に戻って実感しました。何かと気にかけていただいて、感謝しています。

仕事の好きなところ

いろんな人と話せるところが好きです。配達先のお客さまは、ほとんど自分よりも年上です。人付き合いが得意ではなかったので、最初はなかなか話しかけられなかったり、何を話していいのかわからなかったりしました。今でも上手というわけではないですが、自然に話せるようになったと思います。父のようにはまだまだいかないですね。

仕事をするときに心掛けていること

声を出して、きちんとあいさつすること。いつも笑顔でいるようにすることです。

平田さんにとって「働く」とは

働くとは、お金をいただくことでもあり、生きていくうえで大事なことです。 つらくて大変なことはどんな仕事にも付いてくることだと思っています。

平田さんのこれから

今はまだまだですが、父のように店を切り盛りできるようになりたいです。お客さまとのおつきあいも上手にやっていきたいですね。

これから就職する人へ 

何らかの理由で仕事を辞めることがあるかもしれませんが、続けていれば、やりたかったことや良いことがあると思いますので、なるべく辞めないで欲しいです。

店舗情報

平田酒店

有限会社 平田酒店
住所 〒919-0603 福井県あわら市春宮一丁目2番34号 (春宮店)
電話番号 0776-73-0308
酒類やジュースなどドリンク類の小売をしています。創業は戦前、曾祖父の代には酒を扱っていたと聞いています。もともとは水口区(春宮二丁目、県道122号線沿い)に店がありましたが、商品管理のため春宮店も出しました。お客さまからのご注文があれば1本からでも配達しますので、気軽にご注文ください。

場所情報

Google Maps サイトに移動して表示する(新しいウインドウが開きます)

アンケート

ウェブサイトの品質向上のため、このページのご感想をお聞かせください。

 

お問い合わせ先

商工労働課 商工労働グループ

電話番号:0776-73-8030 ファックス:0776-73-1350
メール:syouko@city.awara.lg.jp