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あわらでハタラコ。vol.10(土田さん)

最終更新日 2013年9月17日| ページID 004559 印刷する

市内に勤務する若者にリレー形式で話を聞くコーナー「あわらでハタラコ。」

あわらに住み、地元で働くことに魅力を感じている皆さんに、県外に出てみて気付いた地元の温かさや、住み続けているから感じるあわらの居心地の良さなどを教えていただきます。また、一生懸命働く日々の中で皆さんが感じていることなどをお伝えし、「働くこと」や「仕事」とはどういうことかを一緒に考えていきたいと思います。普段はあまり考えることもないかもしれませんが、この機会に少しだけ自身を振り返ってみるのも良いかもしれませんね。

土田 洋輔さん(株式会社 土田)

ハタラコ。第10回目は、「土田(つった)ガラス」の呼び名で知られている株式会社土田で働いて9年目、専務の土田さん(33)をご紹介します。ご両親の働く姿を見ていて自然に会社を継ごうと思い、後継ぎになるべく進路を選んできた土田さんに、地元で働く魅力や働くことの大切さについてお聞きました。

    土田さん     土田さん仕事風景

後継ぎの自覚

小さいときから両親に連れられて仕事場へ行っていたので、両親の働く姿はよく見ていましたね。両親から後を継いで欲しいと言われたことはないと思いますが、両親の育て方が良かったのか、自然に会社を継ごうと考えるようになっていました。 

会社を継ぐために

高校まで地元で過ごし、大学進学の際には会社を継ぐことを考えて、経営を学ぶために県外の大学へ進学しました。就職活動でも、家業の勉強が出来る会社に就職しようと考えて就職先を探しましたが、いずれ地元に戻って会社を継ぐため退社するとなると、なかなか受け入れてくれる会社はありませんでした。自社の取引先企業と面談したときに、富山県にある系列会社を紹介していただいて就職しました。厳しく指導されたときにはへこむこともありましたが、必要な技術や知識を身につけることができました。

地元へ帰る

富山での修行は当初3年間の予定でしたが、社長のすすめもあり、2年間で帰ってきました。富山に3年間いても勉強になったと思いますが、2年目になると仕事も大体分かるようになります。お世話になった社長に、これから先のことを考えて、身になることを経験するためにも、できるだけ早く帰って助けてあげなさいと言っていただいて、地元へ帰ることにしました。

地元で働く

幼いころから慣れ親しんだまちです。仕事に出向いた先で、昔から知っている人に久しぶりに会えるのも嬉しいものです。また、市内を車で移動中に知り合いとすれ違う時、お互い軽くあいさつするのも良いなと思っています。相手も仕事を頑張っているなと思うと、自分も頑張ろうという気持ちになりますね。

地元の魅力

住みやすいところが良いですね。都会に比べて犯罪が少ないのは、人が良いからでしょうか。県外で一人暮らしをしていたときには孤独感もありましたが、毎日知っている人に会うような地元の生活ではそんなこともありませんね。地元で働いている同級生も多くて、今では仕事でのつながりもできました。地元の青壮年団で金津まつりの本陣飾り物を作ったり、子どもが通う保育園の保護者会の役員をしたり、地元とのつながりが当たり前にあるところも良いなと思っています。

現在の職場の魅力

日々の仕事の中で地元の人とふれあえるところや、手掛けた仕事が完成していく時の達成感が魅力です。出来上がってからお客さまに「良くなった」と言われると嬉しいですね。
以前の職場とは立場が違うので、責任の重さを感じています。経営のこともありますし、誰がしたことでも自分が責任を持ってカバーしないといけません。けれども、その分、やりがいも感じています。

仕事をするときに心がけていること

ガラスやアルミを切断することがありますが、特に気を張ります。機械で指を切断してしまったという話も聞きますから、怪我をしないように注意して作業を行っています。
お客さまに対しては、適度な親近感を持って接するようにしています。お客さまの理想に近づけるように、自分の知恵や知識を提供して、お客さまに納得してもらえるようにと心がけています。地元のお客さまとは長いつきあいになりますので、信頼を損なわないように気を付けています。お客さまとの約束事を守るには、ただひたすらがんばるしかないですね。

土田さんにとって「働く」とは

生きていくうえでの活力です。仕事があるから毎日がんばれる。逆に、仕事をしていないと、人としてだめになる気がします。仕事が好きかと言われると、忙しい時などは答えに困ることもありますが(苦笑)。

これからもずっと

地元の人を大事に、地域密着型で、ずっとこの場所で仕事ができたら良いですね。自分の子どもには、まだ幼いし、近年建築業は大変なので、後を継いで欲しいとは言えないですが、心のどこかでそう願っている自分もいます。私のように、自然に跡を継ごうと思ってくれたら良いなと思っています。

これから就職する皆さんへ

常に努力すること、自分で考えてやってみることが大事です。誰がどうこう言っても、とにかくやる。人に言われたことをやるのと、自分で考えてやるのでは全然違います。人に言われるままだと10回かかってやっと覚えることでも、自分で考えてやると場合によっては1回で身になることもありますよ。

会社情報

株式会社土田

株式会社 土田
〒919-0621 福井県あわら市市姫四丁目6-40
電話番号 0776-73-0010
ファックス 0776-73-0644
ホームページ http://www2.ocn.ne.jp/~t5567/index.html
メール kimi46@chive.ocn.ne.jp
営業日 月曜日~土曜日(土曜日は第2、第4土曜日の午前中のみ。夏期休業、年末年始休みあり)
営業時間 午前9時~午後6時

株式会社土田の今昔

数年前に社名を変更しましたが、地元の人からは昔ながらに「土田(つった)ガラス」と呼ばれています。ガラスやサッシなどの建材・建具のほか、カーポートやサンルームなどのエクステリア(外構)の販売・施工を手がけています。
創業は明治20(1887) 年で、当初はろうそくや砂糖を扱う店だったようです。ガラスを扱い始めたのは戦後になってからで、ガラス周りのサッシ(窓枠)も扱うようになりました。時代とともに、窓枠はアルミサッシになり、エクステリア(外構)も手掛けるようになりました。

加工ガラスの今昔

昔は、一軒の家の中にいろんな種類のボカシ加工が施されたガラスが使われていました。加工ガラスの一つである障子用ガラス(山水が描かれたものなど)も、和室のある家が減ったためか、今では型紙を作る職人さんも減り、取り扱うボカシ加工の種類も減ってしまいました。今は、シンプル、モダン、機能的なものが好まれるようです。

「MADOショップ」あわら店

MADOショップはYKK APとパートナーシップを結んだ建材流通店で、窓のリフォームショップです。会社では専務ですが、あわら店の店長でもあります。窓のリフォームのことならなんでもご相談ください。

場所情報

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お問い合わせ先

商工労働課 商工労働グループ

電話番号:0776-73-8030 ファックス:0776-73-1350
メール:syouko@city.awara.lg.jp